「悪いことをしている人なのに、なぜかお金をたくさん持っている」
そんな場面を見ると、「引き寄せの法則とは矛盾しているのでは?」と疑問に思うことがあります。
確かに、犯罪によって大きなお金を得る人もいます。
しかし、ここで大切なのは、お金を持っていることと、その人が良い人であることは、必ずしも同じではないということです。
では、普通の人と何が違うのでしょうか?
お金を引き寄せる力と人間性は別のもの
まず知っておきたいのは、「良い人だからお金が入ってくる」「悪い人だからお金が入ってこない」という単純な仕組みではないということです。
お金を得るためには、商品を売る、人のニーズを見つける、行動する、交渉するなど、さまざまな力が関係しています。
そのため、人間性に問題がある人でも、お金を得る能力を持っていることはあります。
逆に、誠実で優しい人でも、お金に対して強い苦手意識があったり、行動できなかったりすれば、収入につながりにくいことがあります。
つまり、人間性とお金を得る力は分けて考える必要があるのです。
「お金が欲しい」と強く思っている
犯罪者の中には、倫理的な問題は別として、「お金が欲しい」という目的が非常にはっきりしている人もいます。
普通の人なら、
「失敗したらどうしよう」
「そんなに稼ぐのは無理」
「人からどう思われるだろう」
などと考えて、行動を止めてしまうことがあります。
一方で、お金を得ることへの心理的なブレーキが弱い人は、良くも悪くも行動が大胆になります。
ここから学べるのは、犯罪行為ではありません。
「自分は本当にお金を得ることを望んでいるのか?」
そして、
「望んでいるのに、自分でブレーキをかけていないか?」
ということです。
お金に対する「思い込み」が行動を変える
私たちは知らないうちに、お金についてさまざまな思い込みを持っています。
たとえば、
「お金持ちは嫌な人が多い」
「お金をたくさん欲しがるのは悪いこと」
「苦労しなければ大きなお金は受け取れない」
「自分には大金を稼ぐ才能がない」
「人からお金をもらうのは申し訳ない」
このような思い込みがあると、お金が欲しくても行動が小さくなってしまいます。
せっかくチャンスがあっても、「自分には無理」と断ってしまうかもしれません。
だからこそ、お金を引き寄せたいと思ったら、まず自分のお金に対する考え方を確認してみることが大切です。
「受け取っていい」と思えることも大切
お金に恵まれている人の中には、
「自分には豊かになる価値がある」
「自分の商品やサービスには価値がある」
「人に喜ばれたなら、その対価を受け取っていい」
と自然に考えている人もいます。
これは、悪いことをしてお金を得るという意味ではありません。
むしろ、正当な方法で価値を提供し、その対価を受け取ることへの抵抗を小さくするということです。
「お金が欲しい。でも、自分には受け取る資格がない」
という状態では、行動にもブレーキがかかります。
犯罪者から学ぶのは「犯罪」ではなく「自分の制限」
ここは特に大切なポイントです。
犯罪者を見て、「自分も大胆になればいい」と考える必要はありません。
学ぶとしたら、
「なぜこの人は、そこまでお金を得ようとしているのだろう?」
「自分なら、どこで行動を止めてしまうだろう?」
と、自分自身を見つめる材料にすることです。
そして、犯罪につながる部分は切り離して、
「欲しいものを明確にする」
「自分には受け取っていいと思う」
「必要な行動をする」
「人に価値を提供して正当な対価を受け取る」
という形に変えていきます。
お金と良い人であることは両立できる
「お金持ちになるには、冷たくならなければいけない」
「良い人でいると、お金は入ってこない」
そんな考え方を持つ必要はありません。
豊かになることと、誠実であることは両立できます。
むしろ、「人を傷つけずに豊かになるにはどうすればいいか?」と考えることで、自分の商品、サービス、仕事などを通して、人に喜ばれながら収入を得る方法が見つかるかもしれません。
まとめ
犯罪者の中にもお金を得る人がいるからといって、「悪い人ほどお金を引き寄せる」というわけではありません。
そこから学びたいのは、お金に対する抵抗や、自分自身が作っている制限の存在です。
「お金が欲しい。でも無理」
「豊かになりたい。でも自分には資格がない」
そんな思い込みがないか、一度確認してみましょう。
そして、誰かを傷つける方法ではなく、自分の価値を提供し、その対価として豊かさを受け取る。
そんな考え方なら、引き寄せの法則を現実的な行動にもつなげていけるのではないでしょうか。


