「もっと自信を持ちたい」「毎日を前向きに過ごしたい」「良い流れを引き寄せたい」
そんなときに試してみたいのが、フランスの薬剤師エミール・クーエが広めた「自己暗示」です。
クーエの有名な言葉に、
「私は毎日、あらゆる面で、ますます良くなっています」
というものがあります。
一見すると、ただの前向きな言葉に思えるかもしれません。
しかし、この言葉を毎日繰り返すことで、自分の考え方や物事の見方を少しずつ変えていくことができます。
今回は、エミール・クーエの自己暗示の意味や方法、そして引き寄せの法則との関係について、わかりやすく紹介します。
エミール・クーエとは?
エミール・クーエは、1857年にフランスで生まれた薬剤師です。
薬を渡すだけではなく、人が「この薬は自分に良い」と思うことで、心の状態にも変化が起こることに注目しました。
そこから、言葉を使って自分自身に働きかける「自己暗示」を広めていきました。
特に有名なのが、
「毎日、あらゆる面で、私はますます良くなっている」
という言葉です。
英語では「Every day, in every way, I'm getting better and better.」と表現されます。
クーエは、この言葉を朝と夜に繰り返す方法をすすめていました。
「私は良くなっている」と繰り返す効果
では、なぜ同じ言葉を何度も繰り返すのでしょうか?
私たちは普段、頭の中でさまざまな言葉を自分にかけています。
「自分には無理」
「また失敗するかもしれない」
「どうせうまくいかない」
このような言葉を毎日のように考えていると、自然と物事を悪い方向から見るようになってしまいます。
反対に、
「私は毎日、少しずつ良くなっている」
と繰り返していると、「今日は何が良くなったかな?」と考えるようになります。
昨日より少し行動できたことや、新しく知ったこと、人からかけてもらった優しい言葉など、小さな変化にも気づきやすくなります。
つまり、自己暗示は「言葉だけで現実を変える」というより、自分の考え方や物事の見方を変えるきっかけとして使うことができます。
なぜ「良くなりたい」ではなく「良くなっている」なの?
ここも大切なポイントです。
「私はもっと幸せになりたい」
「お金持ちになりたい」
「成功したい」
という言葉には、「今はまだそうなっていない」という気持ちが隠れていることがあります。
一方、
「私は毎日、あらゆる面で、ますます良くなっています」
という言葉なら、今この瞬間から少しずつ変化している、という考え方になります。
「まだ何も変わっていない」と考えるのではなく、
「すでに少しずつ良くなっている」
という視点を持つことができるのです。
自己暗示と引き寄せの法則の関係
引き寄せの法則では、「普段どんなことを考えているか」が大切だとよく言われます。
自己暗示を続けることで、自分に対する見方が変わると、行動も変わっていく可能性があります。
たとえば、「自分には無理」と思っていたことに対して、
「ちょっとやってみよう」
と思えるようになるかもしれません。
すると、新しい情報を見つけたり、人と出会ったり、今まで気づかなかったチャンスに気づいたりすることがあります。
このように考えると、自己暗示と引き寄せには共通する部分があります。
ただし、「言葉を唱えるだけで、宇宙が願いを自動的に叶えてくれる」という意味ではありません。
自己暗示によって、考え方、見るもの、行動が変わり、その結果として現実との関わり方が変わっていくと考えると、より現実的です。
エミール・クーエの自己暗示を実践する方法
やり方はとても簡単です。
朝、目が覚めたときや夜寝る前に、落ち着いて、
「私は毎日、あらゆる面で、ますます良くなっています」
と繰り返してみましょう。
クーエは20回繰り返す方法を紹介していました。
大切なのは、無理をして完璧にやることではありません。
毎日続ける習慣にすることです。
さらに、言葉を唱えたあとに、
「今日はどんな良い変化に気づけるだろう?」
と考えてみるのもおすすめです。
小さな「良くなった」を見つけてみよう
自己暗示をするときは、大きな変化を求めすぎないことも大切です。
「人生が一気に変わる」
「大きな幸運がやってくる」
と考えるのではなく、
「今日は昨日より少し早く起きられた」
「一つ仕事を終わらせることができた」
「以前より前向きに考えられた」
など、小さな変化を見つけてみましょう。
「私は良くなっている」という言葉と、実際の小さな変化が結びつくことで、自分への見方も少しずつ変わっていきます。
まとめ
エミール・クーエの自己暗示は、
「私は毎日、あらゆる面で、ますます良くなっています」
という言葉を自分に繰り返す、とてもシンプルな方法です。
自己暗示だけですべての願いが叶うと考えるのではなく、
言葉を変える
→考え方が変わる
→見るものが変わる
→行動が変わる
→現実との関わり方が変わる
という流れで考えるとわかりやすいでしょう。
まずは朝と夜に、この言葉を20回。
そして一日の中で「昨日より少し良くなったこと」を一つ見つけてみてください。
小さな変化に気づく習慣が、あなたの毎日を少しずつ変えていくきっかけになるかもしれません。


