「願いを手放すと、願いが叶いやすくなる」
引き寄せの法則では、よくこのように言われます。
でも、ここで疑問に思う人もいるでしょう。
「手放すって、願いを諦めることなの?」
実は、手放しと諦めはまったく違います。
この記事では、引き寄せにおける「手放し」と「諦め」の違いと、なぜ手放すことで物事がうまく進みやすくなるのかを、できるだけ簡単に説明します。
引き寄せにおける「手放し」とは?
手放しとは、願いを捨てることではありません。
たとえば、
「もっとお金に余裕のある生活がしたい」
「理想の仕事を見つけたい」
「素敵な人と出会いたい」
という願いがあるとします。
この願いを持つこと自体は、何も問題ありません。
手放すというのは、
「私はこうなりたい。でも、いつ叶うのか、どんな方法で叶うのかまでは決めつけない」
という状態です。
つまり、願いは持ったまま、結果への焦りや執着をゆるめることです。
「絶対に今月中に叶えなければ」
「この方法で成功しなければ」
「まだ叶わない。やっぱりダメなのかも」
と考え続けるのではなく、
「できることをやって、あとは流れに任せてみよう」
と少し力を抜きます。
「諦め」とは何が違うの?
諦めの場合は、願いそのものを手放してしまいます。
「どうせ無理」
「自分にはできない」
「頑張っても意味がない」
という気持ちになり、最初から望むことをやめてしまいます。
一方、手放しは違います。
「私はこれが欲しい。でも、今すぐ答えが出なくても大丈夫」
という気持ちです。
簡単に言えば、
諦め=願いを捨てる
手放し=願いは持ったまま、力を抜く
という違いがあります。
たとえば、種を植えたとします。
毎日掘り返して、
「まだ芽が出ない」
「本当に育つの?」
「もっと早く芽を出して!」
と確認していたら、植物はうまく育ちません。
種を植えたら、水をあげ、必要な世話をしながら待つ。
これが手放しに近いイメージです。
なぜ「手放す」とうまくいきやすいの?
では、なぜ手放すとうまくいきやすくなるのでしょうか?
その理由の一つは、心に余裕が生まれるからです。
願いに強く執着していると、目の前のことが見えにくくなります。
「早く結果を出さなければ」
と思っていると、せっかく目の前にチャンスがあっても気づかないことがあります。
反対に、少し力を抜くと、
「こんな方法もあるかもしれない」
「この人に相談してみよう」
「今まで気づかなかったけど、こんな仕事もあるんだ」
と、新しい可能性に気づきやすくなります。
つまり、手放すことで視野が広がり、行動の選択肢が増えるのです。
「叶っていない」という意識からも離れられる
もう一つ大切なのが、「まだ叶っていない」ということばかり考えなくなることです。
「いつ叶う?」
「まだ叶わない」
「本当に引き寄せられているの?」
と毎日考えていると、意識が「今は持っていない」という状態に向きやすくなります。
そこで、
「願いは願いとして持っておこう。でも、今できることを楽しもう」
と考えてみます。
すると、今の生活にも目を向けられるようになります。
今あるものを楽しみながら、必要な行動を続ける。
この状態のほうが、焦っているときよりも自然な行動が取りやすくなります。
手放すことは「何もしない」ことではない
ここは、とても大切なポイントです。
手放しとは、
「何もしないで待つこと」ではありません。
たとえば仕事が欲しいなら、求人を探す。
お金を増やしたいなら、収入を増やす方法を学ぶ。
素敵な人と出会いたいなら、人と出会える場所に行ってみる。
このように、自分にできることは行います。
ただし、
「絶対にこの方法でなければダメ」
と決めつけないことです。
行動はする。
でも、結果を無理やりコントロールしようとしない。
これが、手放しの大切なポイントです。
今日からできる「手放し」の練習
手放しが苦手な人は、願いを書いたあとに、次の言葉を付け加えてみてください。
「私はこの願いを望みます。そして、最善のタイミングと方法に任せます。」
そのあと、
「今日、自分にできることは何だろう?」
と考えて、一つだけ行動してみましょう。
たとえば「収入を増やしたい」という願いなら、今日は副業について10分調べる。
これだけでも十分です。
行動したら、
「今日はここまでやった。あとは焦らなくていい」
と自分に言ってあげます。
まとめ|願いを諦めるのではなく、握りしめる力をゆるめる
引き寄せにおける手放しは、願いを諦めることではありません。
「叶えたい」という気持ちは持ったまま、「いつ、どうやって叶うのか」に対する強いこだわりをゆるめることです。
願いを強く握りしめすぎると、不安や焦りが大きくなり、目の前のチャンスにも気づきにくくなります。
だからこそ、
「願いは持つ」
「できることはやる」
「結果は焦って決めつけない」
この3つを意識してみましょう。
手放しとは、願いを捨てることではありません。
願いを信じながら、心を少し自由にしてあげること。
その余裕が、新しい気づきや行動につながり、結果的に物事がうまく進むきっかけになるのです。


