引き寄せの法則では、「すでにある」という感覚を持つことが大切だといわれています。
これは、言い換えれば「自分はすでに満たされている」と感じられる状態ではないでしょうか。
しかし、欲しいものが手に入っていないのに、どうすれば満たされていると感じられるのでしょうか?
お金がもっと欲しい、理想の生活を送りたい、願いを叶えたい。そうした希望を持っている人にとって、今の自分が満たされていると思うのは、簡単ではないかもしれません。
今回は、引き寄せの法則における「満たされている」という感覚の本質と、その感覚を育てる方法について紹介します。
1. 「満たされている」とは、何でも持っていることではない
まず、「満たされている」とは、欲しいものをすべて手に入れている状態ではありません。
大切なのは、今の自分にも幸せや価値があると感じられることです。
例えば、お金が欲しいと思っている人がいるとします。
「お金がないから幸せになれない」「もっと豊かにならなければ、自分には価値がない」と考えていると、心は不足感でいっぱいになってしまいます。
一方で、「もっとお金が欲しいけれど、今の自分にも幸せはある」「今の生活にも感謝できることがある」と思えたらどうでしょうか。
願望を持ちながらも、今の自分を否定せずにいられます。
つまり、満たされているとは、何かが足りない自分を責めるのではなく、今の自分を認められている状態なのです。
2. 満たされている感覚の本質は「安心感」
満たされている感覚の中心には、安心感があると思います。
何かを手に入れなければ幸せになれないと思っていると、いつも未来の結果を気にしてしまいます。
「いつ願いが叶うのだろう」
「本当にお金持ちになれるのだろうか」
「このままで大丈夫なのだろうか」
こうした不安や焦りが強いと、今ある幸せに気づきにくくなります。
反対に、「今も大丈夫」「これからもっと良くなっていけばいい」と思えると、心に余裕が生まれます。
この安心感こそが、「すでにある」という感覚につながるのではないでしょうか。
3. 「満たされている」という感覚を育てる4つの方法
では、どうすれば満たされていると感じられるのでしょうか?
おすすめしたい方法を4つ紹介します。
① すでに持っているものに目を向ける
人は、持っていないものには敏感ですが、すでに持っているものには慣れてしまいがちです。
住む場所があること、食事ができること、好きな音楽を聴けることなど、普段は当たり前だと思っていることにも目を向けてみましょう。
特別なことではなくても、自分の生活を支えてくれているものはたくさんあります。
② 小さな幸せを味わう
温かい飲み物を飲んでホッとする。部屋を片付けて気持ちがよくなる。好きなことをして楽しい時間を過ごす。
そんな小さな幸せを、意識して味わってみましょう。
幸せは、願いが叶ったときだけに感じられるものではありません。日常の中にも、満たされた気持ちになれる瞬間はあります。
③ 自分の不安や不足感を否定しない
満たされようとするあまり、「不安になってはいけない」「いつも感謝しなければいけない」と考える必要はありません。
不安になる日もあれば、もっと欲しいと思う日もあります。
そんなときは、自分の気持ちを否定せず、「今は不安なんだな」「もっと豊かになりたいんだな」と認めてあげましょう。
無理に前向きになるより、自分の気持ちを受け入れることが大切です。
④ 満たされている自分ならどう過ごすか考える
例えば、お金に余裕がある自分を想像してみましょう。
その自分は、どんな気持ちで朝を迎えるでしょうか?
どんな表情で食事をし、どんな気持ちで毎日を過ごすでしょうか?
そこで感じる安心感やゆとりを、今の生活の中でも少しだけ味わってみます。
お金持ちになったふりをするのではなく、そのときの気持ちを今から感じてみることがポイントです。
4. 満たされているから、さらに豊かになれる
引き寄せでは、不足感から願うのではなく、満たされた感覚から願うことが大切だと考えられています。
「今の自分には何もないから、何かを手に入れなければ幸せになれない」という考え方と、「今も幸せだけれど、これからもっと豊かになりたい」という考え方では、心の状態が違います。
後者のように考えられると、焦りや執着が少なくなり、新しいチャンスにも気づきやすくなるでしょう。
もちろん、不安を感じることが悪いわけではありません。大切なのは、不足感だけにとらわれず、今ある幸せにも目を向けることです。
まとめ:今の自分にも幸せはある
引き寄せの法則における「満たされている」という感覚は、欲しいものを諦めることでも、無理に幸せだと思い込むことでもありません。
今の自分にも幸せや価値があると認め、安心して過ごせるようになることです。
お金が欲しくてもいい。理想の生活を望んでもいい。もっと幸せになりたいと思っても構いません。
ただ、願いが叶うまで幸せを先延ばしにする必要はありません。
「今の私にも幸せはある。そして、これからもっと豊かになってもいい」
そんな気持ちを少しずつ育てていくことが、「すでにある」という感覚につながるのではないでしょうか。


